マジョルカの方向性について考えた。
今週のラリーガ
マジョルカの方向性について考えよう
今回はマジョルカ視点
フォーメーションは攻撃時は4231
守備時は442
まずマジョルカといえば久保である。正直言って久保しか見たくないんだが、戦術を見てると改善の余地しか見えない。それについて話していく。
まずこの試合では久保がサイドの守備までこなしていた。
となると必然的に久保が最終ラインにまで落ちなければいけないという事態が起きる。これはつまりカウンター攻撃のオプションをなくす事を意味するのだ。贔屓目なしでも久保はマジョルカの中で群を抜いて上手い。久保を使わないとチャンスが作れないも事実だ。なのに久保にサイドの深い位置まで守備をさせる。謎すぎる
そして攻撃時であるが、ここでも問題が起きる。サイドバックが幅を取りたがるのである。久保はボールをもらえなくなるとかなり低い位置のサイドに落ちてくる傾向にある。
しかし今回は右サイドの幅をとってそっから仕掛ける事を選んだ。しかしそれと同時にサイドバックのマヘェオが幅を取る。
つまりかぶるのだ。
そうなると中盤からのパスコースが相手の裏になり、出しにくいのである。それに気づいて途中から久保はマヘェオを見てかなり中に入るように意識しているように見える。
しかし中に入った所でトップ下でやった時もそうであるが、ほとんどボールが入らないというのが現実だ。
個人的最適解はアーセナルの冨安とサカの関係がいいと感じる。
マヘェオは前への推進力のある攻撃的なサイドバックだが、守備に関しては特に上手いわけではない。そうなるとオーバラップをせず、後ろでカバーをするのが1番良いような気がする。よくマヘェオが上がりすぎてその右サイドのスペースをつかわれる。
もはや久保を中心に使うならマヘェオではないサイドバックでもいいかもしれない。
他にもビルドアップの仕方も気になる。中盤の2枚が相手の2トップの位置まで下がってもらうとするのだ。結局、ボールを戻してただボールを繋いでいるだけとなる。2列目の裏を狙うなり、縦関係になるようにするなど工夫が必要となると思う。
久保はイガンインと途中交代をしたが、特にやることは久保と変わらず、守備も最終ライン付近まで降りてたし、どこを中心にして攻めるのかがわからない。
負けてる時にロングボールを蹴らなくなったのは、唯一改善された所と感じる。
まとめ
久保も確かに変なシュートを打ったり、守備が軽かったりしてるが、戦術でなんとかなる場面もあると思う。久保がボールを持って仕掛ける回数も少ない。冬のマーケットでパリからリコを取ったらしいが、もっととるべき補強ポイントがあるだろと思う。以上